こんにちは。ゆるセミ(@yuru_semi)です。
ゆるく目指すセミリタイア生活を略して、ゆるセミです。
セミリタイアをするためには、貯金や投資に回すお金を増やす必要があります。
一見すると高収入の方が有利に思えますが、一概に高収入の人が有利とも限りません。
今回は、貯蓄率という観点からセミリタイアをするためのお金について見ていこうと思います。
貯蓄率?%を目指すべき?
タイトルにもある貯蓄率ですが、セミリタイアを目指すのであれば、40%以上を目指すべきです。
なぜ、40%以上を目指すべきなのか?
40%以上の貯蓄率がなければ、60歳近くまで働かなくてはいけないからです。
わかりやすく、具体例でお話します。
例)本業の手取り20万円・貯蓄率40%(8万円の貯蓄)の場合 【収入や貯蓄率は一定と考えます】 手取り20万円で8万円の貯蓄ができるということは、生活費12万円 年間生活費144万円・年間貯蓄額96万円 ・30年勤務した場合、貯金額2,880万円。 貯金額を年間生活費で割ると、20年は無収入で生活できます。 ・20年勤務した場合、貯金額1,920万円。 貯金額を年間生活費で割ると、13年は無収入で生活できます。 ・10年勤務した場合、貯金額960万円。 貯金額を年間生活費で割ると、6年は無収入で生活できます。
といった感じになります。
つまり、20歳でセミリタイアを志して貯蓄率40%で生活するとします。
30年間働いて、50歳にセミリタイアをして70歳までは働かずとも生きていくことができるということになります。
もちろん、若いときには必要ではなかった医療費なども高齢になるにつれて、かさんでくるでしょう。
だからこそ、貯蓄率40%以上が必要になってくるのです。
もし、貯蓄率40%いかない場合は投資や副業・仕事を辞めた後も何らかの手段で稼ぐ必要があります。
高収入の方はセミリタイアを目指す上で有利なのか?
高収入の方は、基本的にセミリタイアをしやすいと思います。
しかし、今回は貯蓄率という割合の話です。
確かに、高収入の方は貯蓄額は貯まりやすいと思います。
ただ、手取り50万円の方が毎月10万円貯蓄したとしても、貯蓄率は20%です。
手取り20万円の方が毎月10万円貯蓄した場合は、貯蓄率50%となります。
同じ毎月10万円の貯蓄ですが、手取り50万円の方は40万円ものお金を使ってしまっています。
逆に、手取り20万円の方は10万円のお金しか使っていません。
ここに違いが出るわけです。
貯蓄率を高めるということは、使うお金を減らすということ。
セミリタイアを考えるのであれば、使うお金を減らした方が達成しやすいのです。
もちろん、高収入の方が質素な生活をして、ほとんどのお金を貯蓄するとしたら、それが一番いいのですが。
まぁ、高収入の方の周りには同じく高収入の方が多いでしょうから、周りと同じようにお金を使っていたら貯まらないのではないかと思うわけです。
貯蓄率が低いとセミリタイアは難しい
貯蓄率が低くてもセミリタイアをしたいという方もいるかと思います。
手取り12万円しかないけど、生活費で10万円消えてしまうといったパターンも珍しくありません。
実際に手取り11万円で働いている方や、家族(妻・子供)がいるのに手取り15万円で嘆いている方も知っています。
ただ、貯蓄率が低い場合は、セミリタイアをするのは難しいでしょう。
ですから、貯蓄率を上げるための行動をするしかないという結論になります。
こういった場合は、収入を上げるための行動を起こすことが大事です。
転職・副業といったことが挙げられるかと思います。
上記の手取りが少ない方たちは、どちらも転職されて、収入を上げられました。
転職後に話をする機会があったのですが、余裕ができたのか、それまでの鬱々とした感じがなくなり、転職先の会社で楽しそうに働いてました。
手取りが少ない場合は、節約するよりも収入を高めた方が精神的な余裕も持てるのでよいと思います。
ただ、収入を高めても、生活レベルを上げ過ぎないことも大事です。
つまり、節約や倹約といったこともする必要があるということになります。
収入とともに消費するお金が増えていけば、貯蓄率が一向に上がっていきませんから。
貯蓄率が低くても投資をしていけば、どうか?
さて、ここからは貯蓄率が低くても投資をしていけば、いいのではないか?
その疑問について、確認していきましょう。
また、具体例で説明していきます。
ちなみに、複利の計算は「楽天証券の積立かんたんシミュレーション」でやってます。
例)手取り20万円・貯蓄率20%(毎月積立投資4万円) 手取り20万円で積立投資に4万円まわすということは、生活費16万円 年間生活費192万円・年利5%を複利運用(S&P500は年平均7%の利回り) ・30年勤務した場合、積立投資額3,329万円 積立投資額を年間生活費で割ると、17年は無収入で生活できます。 ・20年勤務した場合、積立投資額1,644万円 積立投資額を年間生活費で割ると、8年は無収入で生活できます。 ・10年勤務した場合、積立投資額621万円 積立投資額を年間生活費で割ると、3年は無収入で生活できます。
上記のような結果になりました。
貯蓄率が低いと投資をしても、セミリタイアは難しそうですね。
やはり早くセミリタイアをしたい場合は、貯蓄率をできるだけ高めることが大事ですね。
貯蓄率を高めて、その貯蓄の金額を投資にまわせば、セミリタイアが早まりますから。
セミリタイアをするための貯蓄率は?%のまとめ
セミリタイアを達成するための貯蓄率は40%以上を目指すべきです。
貯蓄率40%未満だと働く期間が長くなりますので、あまりセミリタイアという感じではなくなります。
また、高収入の方でも貯蓄率が低ければ、セミリタイアは遠ざかってしまいます。
貯蓄率が低いということは、使っているお金が多いということになりますから。
使っているお金が多いと、セミリタイア後の生活にも多くのお金が必要です。
ですから、その分、長く働く必要が出てきます。
つまり、低収入・高収入に関係なく、貯蓄率を高めることがセミリタイアのためには大事です。
だからこそ、低収入の方は収入を高める行動を。
高収入の方は使うお金を節制する努力をする必要があります。
貯蓄率が低いのであれば、投資で補えるのではないか?
その疑問は当然ですが、結果としては補えません。
やはり、貯蓄率が低いと投資に回すお金も減りますし、生活費も多いという状況ですから、長い期間働いて投資をする必要が出てきます。
結果として、一番の最適解は、下記の3つをすることになります。
- 収入を高める
- 支出を少なくする
- できるだけ投資にまわす
当たり前な結論ですね。
なんとも面白くないことですが、コツコツと当たり前のことをするのが、結果的にはセミリタイアへの一番の近道なのでしょう。
セミリタイアを目指して、一緒に頑張りましょう。
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